世界基準

現在大ヒット公開中のスタジオジブリの映画「コクリコ坂から」 私も1.5回観ました(1回目は二女がグズり、途中から映画館の外で奮闘してました)

 

そのスタジオジブリがディズニーとビデオ販売契約を結ぶ1996年のエピソードをご紹介します。

当時プロデューサーの鈴木敏夫氏には数社の企業から販売契約の申し入れがあったそうです。全社の条件を並べて、一番好条件の企業を選択、それがディズニーだった。

 

では、エピソードになりませんよね。

 

お察しの通り、一番条件が悪かったのが、ディズニーだったそうです。

 

では、何が決めてだったのか。後に鈴木敏夫氏が振り返ります。

 

「条件ではなく、人を選んで仕事をするんです。どんな人と仕事をするかを大事にしてます」と。

 

競争社会のなかで、ともすると一番厳しい選択基準かもしれません。

 

他社との競合のなかで、とかく私達は、「他社より安い」「他社より仕様が優れている」「他社より提案が優っている」「他社に優る縁故はないか」等々、いかにして他社よりも好条件をお客様に提示しようかと考え、そこに全魂を注ぎます。

 

確かにその思いや行動はとても大切なことです。

 

しかし、鈴木氏が言われているのは、それら全ての根本は何かを問われています。

 

伝え方や取組む姿勢、それによって出来た成果。それらはそこに携わる人々の考え方や在り方に帰着するということを学び感じたエピソードです。

 

この人間力を磨くには…

 

まずは多くの方にお会いし、その方々から教わろう!考えていても始まりませんから。

 

そんなことを考えながら、登場人物のひたむきで純粋な姿に感化され、「コクリコ坂から」をまた観ようかなと考える今日この頃です。

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