某食品工場に行ってきました!

こんにちは。営業部の山口です。
師走に入り、クリスマスのイルミネーションが目立つようになりました。

今回、改修工事のご紹介をいただき、某食品工場へ行く機会に恵まれました。
(東証1部上場の有名な食品メーカーです)

原料搬入から商品出荷までの製造過程を紹介するテレビ番組や雑誌等はときおり見かけますが、一般人が食品工場に入り、実際の製造現場を見る機会はまずありません。
そういう意味で、今回は大変貴重な経験ができました。

当たり前の話ですが、食品メーカーにとって、異物混入は絶対あってはならないことです。
万一、異物混入が発生したら、その事実を即座に公表するとともに、製品を回収しなくてはいけません。
その対応如何によっては、会社の業績に大打撃を与えます。
過去には、異物混入が原因で倒産した企業もあります。
食品メーカーにとって異物混入は、それほど重大な問題です。
このため、工場の製造エリアに入るためには、厳格な入場ルールが適用されます。

まず、クリーンスーツと呼ばれるフードが付いたつなぎの衣服を着用します。
同時にヘアキャップ、マスク、長靴を装着します。

クリーンスーツ着用後、最初に30秒間かけて丁寧に手を洗います。
このとき、腕時計やブレスレッド、指輪はすべて外さなくてはいけません。
手洗いが終わったら、すぐにゴム手袋を装着します。
この結果、露出しているのは、目だけとなります。

次に、バキュームクリーナーと呼ばれる小型の掃除機みたいなもので、衣服に付着しているホコリや毛髪等をしっかりと吸い込みます。

そして、いよいよエアーシャワーです。
専用の個室に入り、強力なエアーでバキュームクリーナーでは除去できないホコリや毛髪等を一気に吹き飛ばします。

これで終わりではありません。
エアーシャワーの個室を出た後、最後の仕上げとして、粘着ローラー(ご家庭の掃除でつかうコロコロです)で再度、衣服に付着しているホコリや毛髪等を取り除いて完了となり、ようやく製造エリアへの入場が可能となります。

工場のスタッフと1時間半ほどかけて打合せを行いましたが、想像以上に神経をすり減らす作業になりそうです。

これからの時代、どんな仕事にも対応できる技術力が必要だと実感した1日でした。

【工場のスタッフと打合せを行っているところです】

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