おはようございます。先日の続きです。
地域と調和した複合施設。それがリニューアルした東京芸術劇場のコンセプトの一つです。入り口前の池袋西口公園にはトピアリーがあり、区民や利用者の憩いの場に変わっていました。
芸術劇場と聞くとエンターテイメント性を最重要に考えていると思われがちですが、実は利用者の安全を第一に管理・運営をされています。
先日お話ししました避難路のスロープもその一つですが、公演の開演前と後で、エスカレーターの稼働方法も変更しているとのこと。『ダブルアップ』『ダブルダウン』と呼ばれ、多くの入退場者をスムーズに誘導するため、2基のエスカレーターを同方向に同時稼働させることを指します。
期待に満ちた入場者も、感動に包まれその余韻に浸る退場者も、おそらく気づかない運営側の配慮だと思います。
そうした一つ一つの心配りが、快適に純粋に、そして安心して公演を楽しんで頂ける、東京芸術劇場であることを感じました。
楽しんでいただく前に、まず何より安全安心であること。建築にも精通する内容として学ばせて頂きました。