雪氷熱利用

こんにちは。営業部の山口です。
今朝の天気予報によると本州の南岸を進む低気圧の影響で東京都心など関東平野部でも明日の朝までに数センチの積雪が予想されています。

雪への対策が万全でない首都圏で雪が積もると我々の生活にさまざまな支障が生じます。昨年2月に首都圏を襲った記録的大雪では、着雪による倒木や架線の切断、航空便の欠航、通行止めによる交通渋滞、食料品や日用品の不足等々、各地で被害が続出。さらには外部との往来ができずに孤立化する地域の発生など雪は時として我々の日常生活を脅かす存在であることを思い知らされました。

他方、政府が主導する再生可能エネルギーの一つに雪や氷を活用したものがあることをご存知でしょうか?

再生可能エネルギーといえば太陽光発電や風力発電、水力発電が思い浮かびますが雪や氷を活用する「雪氷熱利用」というものがあります。具体的には、冬季に降り積もった雪や冷たい外気によって凍結した氷などを冷熱源として夏季まで保存し、その冷気や融けてできた冷たい水を農産物の冷蔵や室内の冷房に活用する手法です。寒冷地独特の気象条件が必須なので利用地域は限定されますが、資源(雪や氷)が豊富にあることから北海道や東北地方を中心に導入が進んでおり、今後ますますの取り組みが注目されています。

時に脅威となる雪をエネルギーとして活用する発想には感嘆せずにいられません。
弊社でも再生可能エネルギーの代表格である太陽光発電システムには日頃から接していますが、雪の活用については知らなかったので省エネやエコについてもっともっと学んでいかなくてはいけないと反省しました。

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