こんにちは。営業部の山口です。
先日市ノ坪の現場では1F立上り(壁)と2Fスラブ(床)のコンクリートを打設しました。いよいよ本格的に躯体工事へ突入します。午前8時からスタートし、終了したのは午後6時半過ぎで10時間を超えるロングランの作業となりました。近隣の皆様ならびに通行人の皆様、ご不便をお掛けして誠に申し訳ございませんでした。
コンクリート工事は一旦始まると途中で作業を止めることができないため、生コン車(コンクリートミキサー車)が入れ替わる数分程度のわずかの時間内に休憩せざるを得ません。文字通りぶっ通しの作業となりますので真夏や真冬は特にツラい作業の一つといえます。
1F立上り(壁)については居住者はもちろんですが来訪者や通行人の視界にも入る目立つ場所なのでジャンカ*1やコールドジョイント*2が出ないようとても神経を使います。言い換えれば施工会社の「腕の見せ所」でもあります。
これから12月の上棟に向けてコンクリート工事が続きますので追々ご報告させていただきます。
*1 ジャンカとは
コンクリート打設不良の事例の一つ。締め固め不足やセメントと砂利の分離、型枠下端からのセメントペーストの漏れにより隙間が生じ強度が低下、脆くなる状態をいいます。骨材が豆のように露出するため豆板(まめいた)と呼ぶこともあります。
*2 コールドジョイントとは
コンクリートを打ち重ねる適正な時間内にコンクリート打設が出来ず、前に打ち込まれたコンクリートの上に後から打ち込まれたコンクリートが一体化しない状態となり、打ち重ねた部分に不連続な面が生じることをいいます。