測量について

こんにちは、営業部の山口です。

現在、設計中の計画地において、測量作業が始まりました。
測量とは、土地の面積や起伏、形状、位置等を正確に測定するもので、建物を新築する場合、絶対に欠かせません。

もっと言えば、建物に限らず、ダム、橋梁、道路、鉄道、トンネル、ビル等々、あらゆる工事において、まず最初に行う作業が測量です。

測量には、目的に応じてさまざまな種類があります。今回も複数の測量を行いますが、代表的なものをご紹介します。

【面積測量】
実際の面積を測定します。面積が確定しないと正しい設計が出来ません。

【境界確定測量】
隣地との境界を明確にするための測量です。測量はどれも大切ですが、個人的には、これが最も重要な作業と確信します。

【真北測量】
日影規制を想定し、計画地から見た正確な北方向(北極点)の位置を調べます。
「しんぼく」「しんぽく」「まきた」等々、人によって言い方が変わりますが、どれも正しいです。

【高低測量】
計画地の高低差を測量します。レベル測量ともいいます。

古くからある住宅街、例えば築50年を超える住宅が密集する街では、隣地との境界杭(境界標ともいいます)が無いケースがあります。同時に、建物が隣地に越境している事例も散見されます。

土地は大切な資産です。お隣さんとのお付き合いが、いまは良好でも、子、孫と世代交代していくうちに、人間関係がどんどん希薄になり、思わぬトラブルを招きかねませんので、隣地との境界問題については、細心の注意が必要です。

【測量に使う光波測距儀です。1台数百万円するそうです】

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