こんにちは。営業部の山口です。
民泊営業を始めるには、行政への申請や届け出が必要なことは、前回(Vol.3 民泊の種類)で触れましたが、いざ民泊を始めるとさまざまな問題に直面する可能性があります。
まず、日本人と外国人では、言語はもちろん、習慣、文化、マナー、宗教に対する考え方が大きく異なります。
たとえば、日本の住宅では、ほぼ100%の家が土足禁止ですが、欧米では自宅内でも土足が当たり前です。公共の場で靴を脱ぐことが恥ずべき行為とみなされる国もあり、初めて日本に来る外国人の中には、靴を脱いで家に入ることに驚かれる人が多いそうです。
ゴミの分別(細分化)も日本は世界最高レベルといって過言ではありません。アジアや中東では、分別せず、全てのゴミを一緒に捨てる国も多く、そういう国から来日された方にとっては、日本のゴミ出しは大変戸惑う(面倒くさい)そうです。
騒音についても然りです。音楽を聴く際、日本人にとっては大音量に感じても、外国人にしてみれば、全然大したことないこともあります。
さらには、盗難の問題もあります。室内に置いてある備品やアメニティグッズを持ち帰りOKと都合よく解釈し、持ち帰ってしまう人もいるそうです。
このようにちょっとしたことが思わぬトラブルに発展する可能性もあります。
細かなルールを決め、宿泊客に周知徹底し、できる限りの対策を講じることも必要ですが、日本人と外国人では、そもそも習慣や文化、価値観が大きく異なっていることを認識しなくてはいけません。