台風を利用した風力発電

こんにちは。営業部の山口です。
8/25午前10時30分現在、九州・沖縄地方に大きな被害を及ぼした台風15号は勢力を保ったまま九州北部を北へ進んでおります。負傷された方、浸水された方など被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

ご存知の方も多いと思いますが一昨日(8/23)午後9時過ぎに石垣島で観測史上過去最大級となる最大瞬間風速71mを観測しました。

風速71mといわれても経験したことがないため全くイメージできませんが、樹木が根っこから薙ぎ倒されたり、車が横転したり、ビルの屋上に設置してある貯水タンクが吹き飛ばされているニュース番組の映像を見ると、そのあまりにも凄まじい威力の大きさに戦慄を覚えます。

気象庁や気象台では風の強さを以下のように表現するそうです。

・やや強い風  風速10m以上15m未満の風
・強い風    風速15m以上20m未満の風
・非常に強い風 風速20m以上30m未満の風
・猛烈な風   風速30m以上または最大瞬間風速が50m以上の風

さらには、風の強さを表すものとして以下の事例が挙げられます。

・風速10m 樹木が大きく揺れる。雨傘をさしていると壊れることがある。
・風速20m 直立では立っていられない。小さい子供は飛ばされそうになる。
・風速30m 屋根瓦が飛ばされる。何かにつかまっていないと立っていられない。
・風速40m 子供や高齢者は飛ばされる。小石が飛ぶ。
・風速50m 電柱や木造家屋が倒壊する。樹木は根こそぎ倒れる。
・風速60m 窓ガラスが割れる。車が横転する。鉄塔が曲がることがある。

こうしてみると今回の台風がいかに想像を絶する巨大なエネルギーを放出しているかがわかります。最近では膨大なエネルギーを持つ台風を利用した風力発電に関する研究がすすめられているそうです。変換効率や継続的な生産性、コストパフォーマンス等々、実用化までには相当多くの課題があるため「実用化は不可能」との意見が大勢みたいですが、雪や氷を使った雪氷熱利用のように従来まで邪魔者扱いされていたものをエネルギーとして再利用するその発想には大いに共感を覚えるところです。

(写真は毎日新聞より引用)
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