備えあれば…

こんにちは、営業部の岸です。

相続に備えて信託銀行に遺言書を預け、死後の財産分配まで任せる「遺言信託」の利用が増えています。

相続争いの増加や高齢化、遺言が身近になったことなどが影響しているようです。
信託銀行が預かる遺言書は2010年度、10年前の2.3倍の7万2333件達したとのこと。核家族化に伴う権利意識の高まりなどで09年に家庭裁判所に持ち込まれた相続争いは過去最高の1万4964件。

公正証書遺言を作る公証役場では、40~50代の若年層の依頼者も増えていて、震災後、いつ何が起こるかわからないという意識の高まりが作用しているのではと日本公証人連合会会長は話しています。

そもそも遺言信託は、信託銀行が依頼者の財産分与の相談を受けて遺言書の作成を手伝い、保管。死後、不動産登記や預金口座の名義変更、株式の換金などの執行手続きを代行するサービスです。

野村資本市場研究所の推計では、相続資産の推計がここ10年で7兆円増の57兆円に増加する見込みだそうです。

我々が提供する建物は、こうした相続対策の側面ももっていますが、私が注目したのは、相続争いの増加です。要因は様々で一概に述べることは当然できませんが、事前の相互関係(親兄弟等)をいかに築いていくのかに大きなポイントがあります。そこで重要なのが拠点となる建物の在り方です。

家族のコミュニケーションがとりやすい、リラックスできる空間がある、家事がしやすい等々、自然と家族が顔を合わせ、挨拶を交わし、話題を共有、笑顔が生まれ、絆が深まる。
そうしたシーンを演出するのが建物です。間取りや設備の構成一つでそうした家族の時間をつくる一助になります。私はそこに大きな使命感をもって取り組んでいきたいです。
会社の大小ではなく、お客様にその心を感じて頂けるよう仕事をしていきたいと思います。

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