ノーベル生理学・医学賞に大村智氏

こんにちは。営業部の山口です。

スウェーデンのカロリンスカ研究所は5日、2015年のノーベル生理学・医学賞を北里大学の大村智(おおむらさとし)特別栄誉教授らに贈ると発表しました。日本人の受賞は昨年、青色発光ダイオード(LED)の発明で物理学賞を受賞した赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏に続いて23人目となります。また生理学・医学賞では1987年の利根川進・米マサチューセッツ工科大学教授、2012年の山中伸弥・京都大学教授に続き3人目の快挙となりました。

大村教授は土壌に生息する膨大な数の細菌から感染症に効果的と思われる菌を採取し、治療薬の開発に専念。長年にわたる研究・開発の結果、寄生虫に対して高い効果を発揮する治療薬を開発。大村教授が開発した薬はアフリカや中南米など感染症が蔓延する開発途上国を中心に広く普及。これまでに全世界で10億人以上が服用し、多くの人々を失明等の危機から救うことに成功しました。ノーベル財団は「人類への計り知れない貢献」と大絶賛しています。

山梨県の農家の長男として生まれた大村教授は小さいころから「人のためになることをしなさい」と繰り返し教えられ、行き詰ったときは「人のために」という信念に基づき今日まで研究を続けてこられたそうです。

一流といわれる方々に共通することの一つに「利他の心」が挙げられますが、これぞまさしく「人のために」です。大村教授も利他の心で研究を続けられたからこそノーベル賞受賞という大偉業を成し遂げられたのだと確信します。

同じ日本人として大村教授の受賞を心からお祝い申し上げます!本当におめでとうございます!

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(写真はmainichi.jpより引用)

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