施工現場レポート::仮称N本社ビル計画新築工事

こんにちは。設計部、今泉です。
ここ最近、私の苗字が今泉から泉田に代わろうとしています。懇意にしている業者さんが私の名前を何故か泉田と間違えたことがきっかけで、社内に浸透しつつあります。
今では泉田と呼ばれても返事が出来る様になりました。

現場の様子

さて、現在進行中の(仮称)N本社ビル計画新築工事の現場ですが、本日までに基礎の型枠、配筋工事が完了しました。11月17日(金)には、いよいよ基礎のコンクリートが打設されます。
前回の捨てコンクリートとは違い、今回は構造躯体になるので鉄筋が入ります。
鉄筋は、構造計算に基づき作成された構造図に従い、使用する鉄筋の経(太さ)や配筋ピッチ(間隔)がそれぞれ異なる為、職人さんは構造図と現場監督が作成する施工図を確認しながら鉄筋を組み上げていきます。
ここで『かぶり厚』という言葉を紹介したいと思います。日常生活ではあまり聞き慣れませんが現場では、よく耳にする言葉です。
『かぶり厚』とは、コンクリートの外面から鉄筋までどのくらいの距離があるのかを示す言葉です。鉄筋は鉄で出来ている為、外部に露出すると酸化して錆びてしまいます。そこで、アルカリ性のコンクリートで覆い鉄筋を保護します。
鉄筋コンクリート造はコンクリートと鉄筋が互いの弱点を補うことで成り立っている為、どちらか一方の性能が失われてしまうと成立しません。その為、鉄筋かぶりは絶対に守らなければいけない項目と言えます。

鉄筋工事には『かぶり厚』以外にも多くの注意点があります。今後、躯体工事が完了するまでに、ご紹介していきたいと思います。

現場写真

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