こんにちは。営業部の山口です。
弊社のお客様が所有されるビルの雑排水管洗浄作業を行いました。
雑排水(ざっぱいすい)とは、台所、浴室、洗面所、洗濯機など、トイレ以外から生じる生活排水のことです。
ところで、一人あたりの1日の生活排水量がどれくらいになるのか、ご存知ですか?
地域や家族構成によって異なりますが、平均すると200L~250Lといわれています。
ドラム缶の容量が200Lですから、一人で毎日ドラム缶1本分の水を使っているわけです。
ものスゴイ量ですね。
これだけ大量の水を使用すると、当然ながら排水管にも大きな負担が掛かりますので、劣化や汚損が進行します。
排水管老朽化の原因として考えられるのが、浴室や洗面所から流れる石鹸や洗剤・髪の毛などです。これらは、排水管内でヘドロ状の塊となって蓄積し、流れが悪くなるとともに、悪臭が発生します。このような状態を長期間放置しておくと、酸化・腐食・鉄バクテリアの増殖によって管の腐食が進み、穴が開き、漏水事故を誘発します。
こうした事態を未然に防ぐためにも、排水管の定期洗浄が必要となります。
以下に今回の作業事例をご紹介します。
洗面器下のトラップを分解しました↓
排水管内にはヘドロがゼリー状となり固まっていました↓
排水栓も汚れています↓
洗浄するとキレイになりました↓
アパート、マンション、戸建住宅、商業ビル等々、施設の規模によって変わりますが、3年~5年に1度は洗浄したほうが良いと言われます。
今回の洗浄作業を通して、劣化防止の観点からお早目の対策がよろしいと思いました。