こんにちは。営業部の林です。ようやく暖かくなり、過ごしやすくなってきました。今回は、最近テレビCMでもよく見かけるエネファーム(前回の続き)の仕組みについてご説明していきたいと思います。
エネファームは、都市ガスを燃料に自宅で発電し、その発電時の熱でお湯をつくります。
燃料電池ユニットと、貯蓄ユニットの2つで構成され、燃料電池ユニットでは、中の燃料電池スタックで、都市ガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて発電させ、発生した電気はインバーターで家庭用の交流に変換してから、分電盤で電力会社の電気と一緒にお部屋へ届けます。
貯湯ユニットでは、発電の時に生まれた熱を、熱回収工事装置が効率よくキャッチし、この熱によってつくられた約60℃のお湯を貯湯ユニットに貯めておき、浴室やキッチンに供給します。また、貯湯ユニットには、バックアップ用の熱源機を内臓しているので、急にたくさんお湯が必要になってもお湯切れの心配がありません。また、発電時の熱は床暖房にも利用され、暖房、給湯、追い炊きはすべて配管経路が別になっているので、お湯が混ざり合うことはありません。
従来は、発電所で発生した大量の熱は、遠くまで離れた家庭までは運ぶことができず、エネルギー利用効率は約37%でしたが、エネファームでは自家発電時の熱も利用できるため、エネルギー利用効率は約81%と格段にアップします。
弊社も建築を通して「省エネ」に協力できる提案をしていきたいと思います。次回は機能性についてご紹介します。