旧Tsuyuki’s Technology

露木のコンクリートへのこだわり

地震や台風といった自然災害や、経年劣化。建物は完成した時から「劣化」との闘いが始まります。

安全性・快適性・省エネルギー性能に優れ、三世代、100年受け継がれる建物を目指し、私たちがたどり着いた答えが『RC(鉄筋コンクリート)造』です。

建物の主要構造部を鉄筋コンクリート(RC)造によって建築することで長寿命・高耐久な建物を実現します。

質の高いコンクリートとは?

・高強度・ひび割れが少ない・高耐久
これらの条件を満たすため、露木建設では水セメント比50%以下のコンクリートを打設する事を徹底しています(建物の主要構造部および打放し化粧部において)。

水セメント比とは?

水セメント比とは、フレッシュコンクリート(生コン)中に含まれる主要材料である水とセメントの比率の事です。水セメント比は、上限65%~下限40%とされています。

コンクリートが固まるしくみ

コンクリートは、水とセメントの化学反応により固まっていきます。その際、化学反応せずに余った水分が徐々に蒸発し、コンクリートが乾燥収縮していきます。水分が少なければコンクリートの乾燥収縮率は小さくなり、ひび割れも少なくなります。また、コンクリートの密度が高まる事により強度・耐久性も高まります。

水セメント比を抑えた場合の施工上の課題

水セメント比を50%以下にした場合に注意すべき点もあります。ワーカビリティー(施工性)の低下です。水分が少ないフレッシュコンクリートは流動性が悪く、型枠の中に流し込む際に隅々までコンクリートが行き渡りづらくなり、ジャンカ(空隙)などの施工不良を招く要因となってしまいます。施工不良を防ぐため、コンクリートの打設方法と配合を工夫します。コンクリート打設時には、バイブレーター等で十分に締固めを行い、コンクリートの配合では、高性能AE減水剤をフレッシュコンクリートと混ぜ合わせます。高性能AE減水剤は、フレッシュコンクリート中の水分を少なく維持したまま、セメントペーストの流動性を高くすることで、施工不良発生の抑制と質の高いコンクリート打設を両立させることができます。

混和剤/高性能AE減水剤とは


フレッシュコンクリートに添加する化学混和材で、添加することにより高い減水性能を得られると同時に適正な軟度になり、コンクリート打設時の施工性を高め、コンクリートの強度と耐久性の向上に効果があります。

高性能AE減水剤 = AE剤 + 減水剤(アミノスルホン酸系、ポリカルボン酸系他)

AE剤01
減水剤002

施工管理体制

建設現場の最重要課題は、スムーズな施工スケジュールと施工精度の管理、事故や危険の管理です。露木建設では、クオリティの高い建物を安全に完成させるために、個人住宅、商業ビルにかかわらず、1現場に1人の現場監督を常駐させています。設計や施工技術を熟知した現場監督たちは、クオリティーコントロールと、お客さまのこだわりにきめ細やかに対応しています。

露木の施工管理

露木の検査

検査体制

法定による現場検査のほか、独自に定めたチェックリストにより竣工までの各工程ごとに検査を行っています。
現場監督による常駐管理体制に加え、品質管理担当による品質管理パトロールを実施。お引き渡しの直前には、現場担当者以外による社内検査を実施します。お客さまご自身にも検査に参加いただき、検査完了後に建物のお引き渡しをします。性能の確かな建物をお客さまへお届けできるよう、露木建設は手間を惜しまず取り組んでいます。

一年点検

建物は完成した時から「劣化」との闘いが始まります。鉄筋コンクリート造の建物は、三世代、100年受け継がれる建物ではありますが、長くご愛用いただくためには、こまめな点検とお手入れが大切です。露木建設は「建物のかかりつけ医」として、定期点検を実施しています。

露木の一年点検

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